新規事業開発の実務

どうせすぐ忘れるんでしょ\(^o^)/

「10時間で事業計画を作れるか」2日目

グリーで、「フロンティア部」という部活をやってます。

きっかけは、入社してからやってた調査レポートを社内でプレゼンしたところ、「そういうカテゴリやりたかったんだよー」という人が集まったから。今は50人ちょっとくらい。ROMの人もいるけど、まあほそぼそとやってます。

私は新規事業やりたい人のお手伝い、という感じで、自分では作らない。悪い言い方をすると「みなさん、新規事業やりたいんだったら自分で計画やらプロトタイプ作ってみてちょ」と口先だけで応援する立場。

これはまあ、部の出自からの流れなので仕方ないんですが、あくまで「部活」なのでみんな営業時間外に、自分の時間を削ってやってるわけで。それって大変だろうな、と思うわけですよ。

それでまあ、「やってみてね」というからにはできることじゃないといけない、というか無責任にもほどがあると思うので、業務時間外に事業計画書できるのかできないのか、自分でもチャレンジしてみようと思いました。

1日1〜2時間。仕事が終わった後を使って平日頑張る。5日でなにか作る。

 

1日目

さて、どんな事業の計画を作ろうか。まあ、チャレンジなのでわかりやすく、なおかつ見た人が「ああ、こういう感じなのね」と言ってもらえるくらいが目標かな。特別な調査をしなくても、最初からそれっぽいデータが無料で手に入るやつがいい。

 

なんのネタもなく、みずほ総研さんのサイトを訪れてみた

データというと矢野経済とか富士キメラ総研とかが思いつくけど、とりあえず無料で読める範囲ではボリュームがあって、人に話した時に納得してもらえそうなもの、ということでみずほ総研さんのレポートを探してみようかな。(会社に色々なレポートがあることはあるのですが、それは使わないルール)

いろいろレポートがありますが、中身をいちいち見ている暇はないのでファイルサイズが大きいやつで、あとはタイトルを見て適当に決めよう。

 

これにしました。

 

2013年I号:[特集 わが国のサービス産業]わが国サービス産業の生産性~2000年代後半の企業データを用いた生産性動向と高生産性企業の特性分析~(1020 KB)

 

1Mもあればすごい詳しく載ってそうだし、「生産性」って書いてあるからどこに転んでもITが活躍する余地はあるよね。みたいな。

とにかく時間がないが、とりあえず要旨を読んでみる。

 

なになに、サービス産業・製造業3,000社あまりの財務データを用いて、サービス産業全体における生産性の動向を分析した資料。すげー、こんな資料が無料で読めるんだからインターネットって素晴らしい。

 

で、我が国のサービス産業では2000年代前半に生産性が低下し、2000年代後半に上昇。どちらの変化も業界の新陳代謝ではなく既存企業の生産性の変化による、と。業界の新陳代謝による影響が少ないだけならまだしも、新陳代謝自体がない、というオチになるとビジネスの可能性どころじゃないな・・・。不安になってきました。

えーと、続いて、生産性が高い分野の特性を分析したと。上昇の要因は有形資産やソフトウェア資産、人的資本に対する投資、企業統治の透明性などが重要、と。なんかIBMとかSAPとか、大手の匂いがしてきましたね。新規事業のスケール感なんですけど、まあ、一般的なIT企業の初期投資としては1億円も出ないケースが多いんじゃないだろうか。受託開発やってた時の価格感からしても、3000万くらいを念頭に置こう。このまままじめに読み進めても、億単位でお金かかるビジネスしか示唆されていないような気がしたので、一気に読み飛ばしていきます。

 

・・・

 

特にピンとくる情報もなく終わってしまった・・・。テーマのスケールが大きすぎると、30ページ以上ある資料でも大ざっくりした内容までしか触れられないなんて、ちょっと考えればわかるのに。自分の馬鹿さ加減がいやになってきた。いくらチャレンジとは言え、たったひとつの調査レポートに事業のネタを求めるのは無理があったかもしれない。

 

ここまで、ブログ書きながらで30分くらい無駄にしました。

 

庶民の味方、Google先生を頼って

今、ちょうど時間は深夜の0:30。開始してまだ30分だけど、もう飽き眠くなってきた。。。あと30分がんばろう。

 

やっぱり色々な候補見て迷いたいよね!ってことでGoogleへ。いままでそんなことしたこともないけど、「密かなブーム」を期間指定 ”1ヶ月以内” 検索してみる。

 

おおお!なんかそれっぽいじゃん!
怪しい提案書にありそう!!どれも!!!

 

女子にブームっていうとやっぱりいいんじゃないか。「エロメン」特集は信頼の日経トレンディ様。記事を開いてみると、今回の要チェックワード は「1. エロメン」「 2. リタ・オラ」「 3. EDM」「 4. じぇじぇ!」。

さらっと読んでみたところ、普通に勉強になりました。EDM、電文形式かと思ったらぜんぜん違うものだった。

 

とりあえず、一番なさそうな「推し(自重)」にしよう。・・・と思って記事みたらひどかった。声優だから横隔膜だと思ったのに・・。この内容じゃ無理だな・・・。やめよう。

「醤油スプレー」は個人的にすごく好きだけど、スケールを広げられる自信がないのでパス。

 

そうすると、「梵字」か「かわいい名刺」。まあ、ベタに名刺にしよう。最近ミクシィさんでも写真集アプリが人気だってことだし。同じ印刷系で。

 

1日目終了

今、8月20日0:50。開始してからもうすぐ1時間が経過しようとしております。

とりあえず新規事業のカテゴリは「かわいい名刺」に決まりました。どんだけ需要があるのかわかりませんが、事業計画書では「Phase2でビジネスシーンにも参入」とか、「次のステージで名刺を軸にしたコミュニケーションサイトを展開」とか大風呂敷の広げようはあるだろうからもうこれでいいや。

明日はこれをこねくり回して事業の骨子を決めようと思います。

 

2日目

朝の部

2日目は8:15頃から開始。

 

さて、随分乱暴ですが「密かにブームなかわいい名刺」で事業計画書を作ってみることになりました。「すでに密かじゃないw」とか「やってるところたくさんあるだろw」とか、色々な突っ込みが聞こえてきそうですが気にせず行きたいと思います。

 

オンラインで名刺の注文を受け付けるビジネスは、確かにすでに色々ありそう。そこで何か新しいことをするとしたら、当然既存サービスとは違うことをしなきゃいけない。

 

以下のどれかだろうと考えました。

  1. 超安い
  2. 超素敵
  3. 名刺を作るという体験自体が超素晴らしい

また、きっかけになったのはNAVERの「かわいい名刺」記事なので、主に女子を念頭にビジネスを考えます。

 

超素敵な名刺って?

とりあえず、一番考えやすそうな「超素敵」名刺を考えます。「素敵」の基準は色々あるんでしょうけど、人それぞれならその人本人に任せましょう、ということで「名刺のデザインは自分で作っていただく」ことにします。

「かわいい名刺」を欲しい女の子って、たぶんみんな Instagram とか LINEカメラ とかで撮った写真加工したりしてるでしょ。あと食べ物の写真もいっぱい持ってそう。何かしら素材はあるんじゃないかと。

InstagramFacebookAPI公開してるし、その辺から裏面の画像素材を取得して、表面は入力してもらえばいいよね。

 

「超安い」 or 「作る体験自体がすばらしい」

「超安い」はあんまり儲からなそうなので除外。

 

「作る体験自体が素晴らしい」は作る過程で考えることにする。

今提供しようとしてるのは、全部裏面の柄が違う、自分が撮った写真、自分で加工した写真で作る名刺なので、作る過程も楽しくすることはできそう。

 

名刺の原価っていくら?

と思い、Googleで「名刺 原価」を検索。以下のような記事を見つけた。

この機械(きりっ子)は価格が271,800円 (税込 285,390円)となり最初の投資となりますが、効率よく使っていけば回収も早いでしょう。

名刺100枚の材料原価は、、、

ケント紙10枚・・・100円
ケース    ・・・ 26円
印字代    ・・・ 10円

合計        136円

200枚としても236円の原価です。定価を3000円に設定すれば100枚で原価率は4.5%200枚でも7.8%です。利益率としては大きいと思いませんか?

で、これを送料無料とします。名刺はメール便で送れますので全国80円です。

25.あまり誰もしていない儲かる名刺制作営業」より

 

なるほど、2011年の記事なんですが人件費や減価償却を考えないとこんなもんなんですね。 名刺の原価については思ったよりたくさんの検索結果が出てきた。他の記事を見ても大体100枚で300円程度。原価率50%くらいに設定すればハイグレードなものも作れそう。

それと、作り方。A4用紙に名刺のデザインを10枚並べて両面印刷。裁断するというシンプルな工程。そういえば、ベンチャーに勤めてる時にそんな光景見たことあったな。

初期投資を抑えたければ、定価の7割くらいで外注しちゃってもいいかも。ニーズがあるかどうか確認するまでは利益ゼロでも構わないわけだし。

 

ビジネスのイメージが見えてきたよ

現在8:42。すでに30分くらい使いました。

作るのは、裏面のパターンが10種類。自分で加工した写真素材をあしらった素敵な名刺。写真撮影やエフェクトは InstagramFacebook などに任せる。SnapDishなど、料理のシェア用に撮った画像も有望。スイーツ名刺とかね。可能なら、APIでつなぎこんで画像を取得し、テキストを入れて簡単発注。2日で届くことを目指す。

調べてる途中で、いくつか似たようなコンセプトの競合も見かけたので、競争優位みたいな細かいこともぼちぼち気にし始める。

今日はあと30分〜1.5時間くらい使おうかな。

 

メモ

電車に乗っている途中で思いついたのでメモ。

「自分の名刺を裏面違いで10種類」もいいけど、「同じ裏面で、友だち5人分の名刺を2枚ずつ」も素敵じゃない?と思いついた。

普通に考えたら、配るっしょ。

 

 あとまあ、今考えてるだけだと市場小さすぎますよね。今考えてるようなお客さま、たぶんあんまり名刺使い切らないし。うーん。法人営業。。。まあ、そのうちなんか思いつくか。

 

2日目・夜の部(酒が入る予定なので更新できるか不明)